転職に必要な情報はひとそれぞれ。あなたに必要な情報をキャッチしていくために知ってほしいこと
「転職」と言っても本当に人それぞれです。置かれている状況や希望する仕事内容によって、どう転職活動していくかが違ってきます。じっくり考えて活動していきましょう。活動しながら軸を定めていくのもいいですね。年齢、状況、経験してきた仕事、好きなこと、得意なこと、コミュニケーションの取り方、独身なのか家族がいるのか、実家住まいなのか一人暮らしなのか、給与、今後のキャリアアップetc.考えること、確認することは山ほどあります。
その中でぜひやっていただきたいのは、「その仕事に就いたらどんな生活になるのか」も考慮に入れていくことです。その会社の社風と自分がマッチするのかも意外に働き続けていく上では大きな要素になります。
良い転職を実現するためにやっておきたいこと
あなたが望む転職を実現するために、まず「自分を知ること」。そして応募しようと思う「その会社のことを知る」ということから取り掛かりましょう。ちょっと漠然としていますが、もし何から取り掛かったらいいか、よくわからなかったら下記のリストの中から答えやすいものを選んで答えをメモしてみましょう。いわゆる就活の時の「自分の深堀り」です。
- 今まで経験してきた仕事はどういったお仕事でしたか?
- 一日の仕事の流れ、毎月の仕事の流れを書き出してみましょう。
- どんな人間関係でしたか?それはあなにとって心地よかったですか?
- その仕事で得られたことは何でしたか?
- その仕事で失敗したこと、悔しかったことは何でしたか?
- その仕事じゃなくて、他にやりたい仕事がありましたか?
- 趣味はありますか?どのようなことが好きですか?
上記の問いかけの他にも、色々と思いついたことを自分に問いかけてみましょう。何日間かかけて書いていくと、少しずつ書き出せるようになっていきます。
応募する会社のことを調べてみましょう
「応募してみたいな」と思う会社の社名、所在地などはメモしておくといいでしょう。エージェントを使っていたり、アプリから応募していると、自分がどこに応募しているのかわからなくなってくることもあります。たくさん応募してその中から書類選考を通った会社だけを調べる、ということも起こりますが、あまりお勧めできません。
働きながらの転職活動は、どうしても時間が取れないためそのような活動になってしまいがちですが、応募しようと思う会社のHPくらいは目を通しておきましょう。その時に「ちょっとこの会社は応募するのを辞めておこう」と判断もできます。

転職は人生の中で何度か訪れるかもしれない
そのための準備としてやっていただきたいこと
転職で何を掴みたいのかは、その人その人で違っています。また同じ人であっても、年齢や状況によって、掴みたいことは違ってくるものです。変えられない状況に嘆くのではなく、この状況でどうしても実現したいことは何か、自分が譲れないものを知っておくことは、選択や判断をするときに軸になりますので、それに沿った選択をすればよいですね。
お勧めしたいのは、転職に有利だと言われている資格を取ることや、たくさんの転職エージェントに登録することでもなく、あなた自身がどういう人なのかをできるだけ知っておくこと。自分にとってどういった環境が「快」と感じられて前向きに働いていけるのか、それを知っていると選択の時の軸になります。最初にお話しした「社風とのマッチ度」も自分にとって心地よいと感じられることがわかっていると、「この会社とは合いそう」「ここは自分にとって居心地悪そう」というのも判断しやすくなります。
自分のことを理解するのは実は少し難しいこともあります。ですから、少しずつ時間をかけて自分を知っていってください。そして、自分の中に軸を作って、これから起こってくる人生の出来事を、できるだけ軽やかに乗り越えていけるよう願っています。