「転職回数が多いこと」は本当に転職に不利なのか?仕事はできるだけ辞めないほうがいい?


企業の採用サポートをしていた時、人事の方から「紹介してくれるなら転職は3回までの人にしてね」とか「転職が多い人はいらないよ」と言われることがありました。確かにそういう要望の企業は多いのです。そして、職歴を見て空白期間があると必ずと言っていいほど「この期間は何をしていたのか確認してほしい」と言われます。「退職理由」「キャリアシートの空白の期間に何をしていたのか」、採用する側はここを知りたいと思うようですね。

転職が多いと不利なように感じます。でも、そんな中でも選考を突破していく候補者さんはいます。では、「転職少し多いけど、一度会ってみたいな」と人事の方が思う人はどんな風にキャリアシートを書いているのでしょう。

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転職回数が多い時、キャリアシートの書き方で注意する点は何でしょうか。

せっかく「働きたい」と思える会社を見つけたのに、転職回数が多くて書類選考を通らないとガッカリしますよね。でも書き方に気をつけていくことで挽回できます。まずは経験してきたことをきちんと書いていきましょう。そして企業採用担当者の方が知りたいのは、あなたがどうして転職したのかということ。転職理由をひとつひとつ丁寧に書いていきましょう。

その理由に正当性があれば、少々転職が多くても採用を検討してもらえます。ただ、理由が後ろ向きなのは歓迎されません。後ろ向きというのは何かというと、「自分には荷が重いと思って退職しました」「どうしても仕事が覚えられなくて無理だと思い退職しました」等、です。

転職の理由はキャリアを前向きに考えての転職であると、状況に理解を得られることも多いものです。「次はこの業界について学びたいと思い、転職しました」「もっとこういったことに力を発揮できると考えて転職しました」等。

また、キャリアシートで「パワハラで体調を崩して退職しました」といった記載も割と目にしてきました。この記載を理由に採用が不合格になることはありませんので心配は要りません。会社側は「現在のあなたが仕事をする能力があるか否か」で合否判定をしなくてはならないからです。「現在は回復していて仕事に支障がない」と医師の判断についても記載しておきましょう。

あなたが今、転職を考えているとしたらキャリアシートの書き方も気を付けていきましょうね。



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